72歳父、心不全で危篤、肺炎だとアブレーションは無理なのでしょうか?
72歳の父がうっ血性心不全で緊急入院患者しました。
心肺停止から電気ショックで戻り、4日後に左冠動脈主幹部にステントを入れました。
心臓の状態は血流は改善、心筋が90%壊死してしまったとのこと。
その後13日間ICUにて治療を続け、何も症状の改善など説明されず、ICUがいっぱいになったとのことで一般病棟に移されました。
一般病棟に移ったあと、カテーテルアブレーションを行なう同意書を書きました。
しかし、その2日後不整脈で再び心肺停止。
同じく電気ショックで戻りました。
そして次の日肺炎となっていたことが判明したと伝えられ、カテーテルアブレーションは肺炎が治らないと出来ないと言われました。
しかし、本日、カテーテルアブレーションが出来ないまま不整脈が出て呼吸停止、危篤となってしまいました。
カテーテルアブレーションは、肺炎になっていると出来ない処置なのでしょうか?
カテーテルアブレーションなどのカテーテル手術は全身状態が良好なときにおこなうのが普通です。肺炎の重症度にもよりますが、通常は肺炎が治癒してから行うのが安全性の観点からも推奨されると思います。緊急性が高いときは軽度の肺炎であれば強行することはありますが、合併症(感染症の悪化、敗血症の発症など)のリスクは上昇するとは思います。またいつでもお待ちしておりますね。
・カテーテルアブレーションは、肺炎になっていると出来ない処置なのでしょうか?・・・
はい。禁忌では無いですが、感染症悪化の危険があるので、原則、肺炎治癒後に実施が標準的ですね。
カテーテルアブレーションは、肺炎になっていると出来ない処置なのでしょうか?
→そうですね。肺炎が改善してからの方が好ましいと考えます。
カテーテルアブレーションは、肺炎になっていると出来ない処置なのでしょうか?
→原則的には活動性の感染症があるときには施行しませんね。