癌性腹膜炎で1ヶ月以上続くイレウスについて

高カロリー輸液は緩和ケアの主治医にお願いして大学病院でCVポートを入れてもらい在宅で点滴をはじめました。

わたしはゲノム検査は受けていませんが婦人科主治医は抗がん剤治療を否定しました。

腹膜播種を診てもらっている主治医からは子宮頸癌の新薬を勧めてもらっています。

イムデトラが特殊な癌に対してだけ効果が認められている薬だとは知りませんでしたが自費の抗がん剤は毎回通常量からかなり減らして使ってきたので重篤な副作用が出たことはないので今回イムデトラに同意しました。
腹膜播種、癌性腹膜炎、両側多発肺転移でも今まで医療用麻薬やロキソニンにも頼ることなく過ごせていたのに腫瘍マーカーもグンと下がった矢先のイレウスで医療用麻薬を使うことになり気持ちがついていかずとにかくもう一度固形物が食べれるようになりたいです。
血管内カテーテル治療も併用して頑張っています。
緩和ケアの主治医も最初は2度と固形物を口から摂取できないやわらかいものだけならと言っていましたが食事さえできるようになれば高カロリー輸液はやめられるから外来でできる点滴に変更することもできると前向きな言葉を掛けてくれるようになりました。
イムデトラの効果なのか、多分たまたまですがいつもはフェントステープ0.5mg1枚、アンペック坐剤10mg1日2個必要でしたが今日は朝からフェントステープだけで痛みを抑えられ食欲もありスープを何種類も飲んだりアイスを食べたりできました。
寝る前にアンペックを使えばよいかなという感じです。
あとは吐かずに朝を迎えられたらと祈るばかりです。
今までイレウスになる前は医療用麻薬に頼ることは一度もなくコントロールできてきたのでなんとかイレウスを軽快させてできる治療を頑張りたい気持ちでいっぱいです。
そして、わたしは麻痺性イレウス、単純生イレウスと診断されていて高気圧酸素治療が麻痺性イレウスの症状緩和効果が認められてると記事を読みました。
高気圧酸素治療も受けてみたいと思うのですが抗がん剤よりは体に優しい治療なのでしょうか。

アルバイトの皮膚科医

緩和の医者が処方しているので対応済みのはずですが、麻薬系の鎮痛薬は腸管の動きを抑制します。そのため、イレウスのコントロールとしては、動きを止めることで痛みもおさまる、という積極的な使い方もあり得ます。逆に動けばなんとか腸管が通過できるなら、スインプロイクなど麻薬系の鎮痛薬の便秘を解除する薬もあります。閉塞が完全閉塞か不完全閉塞かにもよりますし、刻々と変わり得ます。やってみて、悪化するか、改善するかを見てさらに治療を変えることもあり得ます。

腹膜播種に対しての対応はとても難しいのですが、さじ加減の上手い先生(一般には緩和科)に見てもらっていると思うので、症状・状態のフィードバックを伝えてください。

https://www.seirei.or.jp/mikatahara/doc_kanwa/contents2/20.html

マニュアルではなく、本当にそれぞれの患者さんの変化する状態に合わせてやっていくことが必要です。
高圧酸素はかなり微妙、少なくともまともな推奨ではないと思います。

相談医師

 実際の画像添付が無く、画像所見の詳細も不明であり、記載内容だけでは、病態を正しく理解することが困難ですので、麻痺性イレウス・単純性イレウスであるという診断根拠も、診断の信憑性も不明確であり、高圧酸素療法の効果は不透明です。
 残念ながら、一般に癌性腹膜炎に伴うイレウスにおいては高圧酸素療法の効果は小さいと予想します。
 また仮に麻痺性イレウスであるという診断が正しいのであれば、オピオイドは麻痺性イレウスを増悪させます。
 本当に麻痺性イレウスであるならば、主治医にスインプロイクの投与をご相談ください。

 ところでイムデトラは、T細胞のCD3と小細胞癌に発現しているDLL3の両方に結合することで、T細胞を活性化し、癌細胞を攻撃します。
 仮に自費診療であっても、なぜあなたにイムデトラが奏功する医学的根拠を再確認されることをお勧めします。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。