慢性化しているゴルフ肘が治らない

ゴルフをすると肘が痛くなり、普段の生活でも物を持つと痛みがでました。病院に行きましたが、特に治療もなく痛み止め、湿布、安静でしのいでいました。ゴルフを1年くらい休んで普段の生活で痛みはなくなりました。2年間、ゴルフをお休みして再開したところ、素振りだけで肘に痛みがでました。
これだけ安静にしてきたのに素振りだけで痛みが出ることがショックです。以前からゴルフの時はエルボバンドを使用していました。この先、この肘とうまく付き合うにはどんな方法がありますか?

taka991120

手関節を手のひら側に曲げる屈筋が肘関節内側の上腕骨内側上顆という部分に付着します。
手関節の使いすぎによりその部分に疲労性の炎症症状が出てきます。上腕骨内側上顆炎という病態です。ゴルフ肘とも呼称されています。
手のひらを上に向けた状態で肘関節を伸ばし、反対の手を使って手関節を手の甲側にストレッチしてみてください。即効性はありませんが繰り返し行うことで次第に症状が軽減してくると思います。
内側上顆の筋付着部に局所麻酔剤とステロイド 剤を混合した注射を行うと症状の緩和に繋がることがあります。
難治性の場合には手術が行われることもあります。
整形外科での診療が必要ですが、整形外科の中でも手外科専門医の診療を受けてみるとよいと思います。

宮本 浩次

決定的に上腕骨内上顆での筋肉の付着部を損傷してしまっているのかも知れません。
レントゲン撮影だけでなくMRIで精査することをお勧めします。主治医にご相談ください。

40代整形外科医

腱付着部が変性している、外側即靭帯に損傷があるなどで痛みが出やすいということもあります。
MRIなどで問題はないかは確認していただくのが良いと思います。

とある千葉の整形外科医

フォームなどはトレーナーに確認いただいても良いと思います
ステロイドの局所注射なども検討されるかもしれませんが同じ負荷がかかるならやはり再発する可能性は否定はできないと思います

工藤 宏之

そのような状況ならば、ゴルフスイングが肘に負担がかかっていると思いますのでスイング自体を変更するか、周囲の筋肉をつけて周りから保護するかの方法が良いと思います。

ぱぱ

症状が改善しないようでしたら整形外科を再診されるのがよいでしょう。
肘の状態の再評価をしてもらうのがよいと思います。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。