2歳児 風邪症状有り 急な下瞼の腫れ

2歳の男の子です。 4/24頃より少し鼻水、たん絡みの咳の症状がありました。あまり症状も酷く無かった為、様子を見ていたんですが、4/29の朝から、鼻水、咳が少し酷くなり、右目を気にして擦る症状がありました。暫くして、目の症状は治まったように思ったのですが、お昼寝をして15時頃起きた時、さっき気にしていたのとは逆の左目の下瞼が赤く腫れていました。 本人も気になるのか擦っていましたが、祝日でしたので、4/30の朝、眼科と小児科に行きました。 4/29に比べて腫れは少し治まっており、眼科ではものもらいになりかけか、こすった刺激によるものと言われ、点眼が2種類(ガチフロ点眼液、フルオロメトロン点眼液)でました。 小児科でも、眼科に行って来たことも伝え、鼻水と咳の薬(ツロブテール、カルボシステイン、フェキソフェナジン)をいただきました。 4/30の夕方より発熱し、最高が38.6でした。 5/1朝は平熱で、目の腫れも無かったんですが、19時頃より再度38.5の発熱、咳、鼻水がまた酷くなったなと思っていたところ、ふと顔を見ると、左目の下瞼がまた赤く腫れていました。 急激に腫れたので、心配してみていると、30〜40分ほどで、腫れが落ち着き、赤みも消えました。 ものもらいで急激に腫れたり、落ち着いたりするのでしょうか? あまりに急激なのでなんなのか心配で相談させていただきました。 GWもありますし、咳が酷くなったので、明日再度小児科受診しようと思いますが、眼の件も小児科に相談しても良いのでしょうか? 本日急に腫れた時と30分後の落ち着いた時の写真も添付しておりますので、よろしくお願いいたします。

TokyoMD

風邪の症状が続くなかでの目の腫れや発熱の変化は、やはりお子さんのこととなると特に気になりますよね。

まず、いただいたご経過を拝見すると、風邪症状に伴って結膜炎や涙の通り道の炎症(鼻涙管炎など)を起こしている可能性も考えられますし、お伝えいただいたような「ものもらい(麦粒腫)」の始まりとしても説明はつくことがあります。ただ、ものもらいであれば、通常はもう少しゆっくりと腫れてくることが多いので、今回のように30分ほどで急に腫れてまた引くというのは、やや特徴が異なる印象です。こすった刺激によって局所的に一時的なむくみが出た可能性や、アレルギー的な反応が加わっていることも考えられるかもしれません。

また、風邪による免疫の変化で、まぶたの皮膚が敏感になっていたり、軽い副鼻腔炎が関係して眼の周囲に一時的な腫れをきたすこともあるため、必ずしも眼自体のトラブルだけが原因とは限らないように思います。お薬の内容からみても、感染と炎症を抑える点眼薬が出ているので、必要な処置はすでに受けられていると感じます。

小児科で眼の件を一緒に相談されるのは全く問題ありません。むしろ、小児科の先生にも経過を知っていただき、体調全体の流れのなかで目の症状がどう位置づけられるかを見てもらうことで、より安心できるかと思います。

写真を拝見できればもう少し具体的なこともお伝えできるかもしれませんので、もし可能であれば添付をお願いします。どうかご無理なさらず、引き続きお子さんの様子を見守ってあげてくださいね。

カルテパンダ

お子様の目の腫れや発熱が続き、ご心配のことと存じます。まぶたの腫れが短時間で出現し、またすぐに引く場合、ものもらい(麦粒腫)やアレルギー反応、あるいはウイルス性結膜炎などが考えられます。

ものもらいは、まぶたの脂腺や汗腺に細菌が感染して炎症を起こすもので、まぶたの一部が赤く腫れ、痛みを伴うことがあります。通常、数日で膿が出て自然に治癒することが多いですが、炎症が強い場合や繰り返す場合は、抗菌薬の点眼や内服が必要となることがあります 。

また、アレルギー反応によるまぶたの腫れは、痒みを伴い、両目に現れることが多いですが、片目だけに症状が出ることもあります。アレルギー性結膜炎の場合、抗アレルギー薬の点眼が有効です 。

ウイルス性結膜炎は、目の充血や目やに、まぶたの腫れを引き起こすことがあります。特にアデノウイルスによるものは感染力が強く、家族内での感染拡大に注意が必要です 。

お子様の症状が改善しない場合や、腫れや発熱が続く場合は、再度担当医にご相談されることをお勧めします。特に、まぶたの腫れが急激に悪化したり、痛みが強くなったりする場合は、早めの受診が望ましいです。

田舎生まれの救急医

おそらく擦った刺激によるものの可能性が高いのではないでしょうか。
ものもらいの場合で、ここまで短時間での改善は、ちょっと違う経過だと感じます。
点眼薬と、目をあまりにも痒そうにしているのであれば、少し冷やしてあげてもいいかもしれません。
(冷却で痒みも少し和らぎ、目の擦りが減ると思います。ちょっと小さなお子さんは嫌がってしまうかもしれませんが・・・)

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。