長年の毛抜きで足が炎症、皮膚科の薬が効かない、どうしたら治る。
中学生の頃あたりからムダ毛が気になり、毛抜きで抜いていました。ダメとは分かりつつも、10年以上抜いてしまっています。
抜いている箇所は炎症が起こっていて、足が添付の写真のようになっています。皮膚科で塗り薬(ジフロラゾン酢酸エステル 軟膏0.05%)を処方いただいているのですが効き目がなく、、、。
治す方法はありませんか?
状況からは炎症後の色素沈着などが考えられます。皮膚に火傷や外傷など強い炎症が起きた後に同じ部位に褐色〜茶褐色、紫褐色のシミのような色素沈着ができるというものです。色素沈着が起こるきっかけとして、怪我やニキビ、湿疹、虫刺され、毛抜きやかみそり、老人性しみ取りレーザー治療の痕なども報告されています。また、色素沈着が起こりやすい原因には、患部をこすったり触ったりしすぎたことによる摩擦も挙げられています。炎症が一時的かつ浅いものであっても、日常的な癖でその部位を頻繁に触ったり、衣類などでこすれたりしていると、慢性的に続く炎症になってしまいます。まずは刺激を無くす、抑えることが重要で、少しでも跡を目立たないようにする為にも、遮光(紫外線を避けること)は心がけられた方が宜しいかと思います。ワセリン等でこまめに保湿されるのも良いかと思います。薬物療法としては、ハイドロキノンクリームなどの外用薬を塗ってメラニン色素の産生を抑制する方法があります。このほかにはトラネキサム酸やビタミンCの内服薬も有効とされていますので、皮膚科専門医にご相談されるのが宜しいかと思います。