股関節の痛みが治らない、レントゲン異常なし、仕事続けて大丈夫でしょうか。

50代女、酒の販売をしています。
2週間前にビールケースを急いで運んだのがきっかけか分かりませんが、その時に付け根が痛くなりました。そのうち治るだろうとほっといたのですが、先週の火曜日に1日中ヒールで歩き回ったら本格的に痛くなりました。次の日から寝るとき仰向けや横になると痛く、たまに腰の方や膝も痛くなるので土曜日に整形外科受診しました。
レントゲンで異常なく、痛み止めと塗り薬を処方され、多少は軽くなりましたがまだ痛いです。
特に痛みが出るのは就寝で横や仰向け、屈んだ時、車の乗り降り、前傾気味に座ってる時です。
仕事柄歩き回り重いものを持たないわけにいかないのですが、このまま様子見て大丈夫でしょうか?

taka991120

股関節唇損傷という状態がご提示の症状の原因である可能性があると思います。
股関節の骨盤側の受け皿となる部分である臼蓋の外側に庇の様な組織が付着していて、体重を受ける補助、関節が外れない様な抑え、という役割を有しています。関節唇という組織です。
関節唇は、股関節に急な屈曲と回旋動作が加わった際に切れることがあります。また、臼蓋形成不全がある場合には、日常生活動作レベルの動きが原因となって切れることもあります。
骨性の異常ではありませんので、歩行に大きな支障が出ることはありませんが、動作時の痛みが生じることが特徴です。
胡坐の位置で痛みが誘発されることが殆どです。
保存療法にて疼痛の改善が得られない場合には、手術(関節鏡手術)の適応となる場合もあります。
この病態に関してはレントゲン検査ではわかりませんので、MRI検査を行ってみる必要があります。

ここあ

ご相談内容からは、股関節疾患が疑わしいかと思います。股関節MRI検査おすすめします。レントゲン検査より詳しい診断可能です。かかりつけ整形外科からMRIは総合病院や画像診断クリニックに紹介してもらって下さい。

40代整形外科医

一時的な炎症によって起こった痛みということもありますが、その場合は消炎鎮痛剤の服用で改善していくことはあります。症状が改善しない場合はMRIなどでの検査も行っていただくとよいと思います。

宮本 浩次

関節唇損傷や股関節周囲炎などの股関節症などが疑われます。レントゲン撮影だけでなくMRIで精査することをお勧めします。主治医にご相談ください。

とある千葉の整形外科医

関節唇や、周囲の筋肉の問題を考えます。
症状が続くようであれば、MRI評価をされてもいいと思います。

工藤 宏之

症状に改善がないなら腰椎などでの神経圧迫症状などもあり得るとは思われますので整形外科でそちらの評価などもMRIなどでしていただくと良いと思います

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。