側湾症疑い、昔放置してたけど、今からでも手術以外の治療ありますか。
27歳女性です。側湾症の疑いがあり、どういった治療を受ける可能性があるか気になり質問です。
最近肩の高さに左右差があると分かり、実際に写真を撮ってみたところ、外見でもウェストラインの左右差がかなりありると初めて知りました。このような症状だと側湾症の疑いがあるということを調べてみた結果知りました。
よくよく思い出してみると、小学生の頃側湾症の疑いがあると小学校の健康診断で通知を受けていましたが、その頃は病院の診察にかかることなく放置してしまっておりました。
程度によっては手術が必要となるとネットの情報を見て非常に不安に感じ、気持ちが安まりません。
レントゲンの写真ではないため、はっきりと判断は難しいと思いますが、程度の重い側湾症の可能性はありますでしょうか?治療方法は手術以外には無いのでしょうか?
思春期側弯症の軽度の状態が残存している状態なのだと思われます。
思春期側弯症は、思春期の体骨格が成長している時期に脊椎が弯曲してくる疾患です。詳細な原因は不明ですが、脊椎を連結する靭帯の異常が原因ではないかと推察されています。
成長している間は進行してくることがありますが、成長停止とともに側弯の進行も停止します。
成人期から老年期においては加齢による変形が合併してくることはありますが、側弯自体は進行しません。
特段の治療は必要なく、腰痛等の症状がなければ経過観察も基本的には不要です。
特発性側弯症に関しては、全世界の人口の2~3%の割合で発症しています。 日本人においても同様に人口の約2~3%に発症が認められ、側弯の学校検診が学校保健法で義務付けられています。装具治療の対象となる20-30度以上の側弯症は0.3~0.5%程度で、手術が必要となる可能性が出てくる40度以上の側弯は0.1%以下の割合です。
整形外科を受診、脊椎レントゲン検査が必要です。この写真では重度の側弯の可能性は低いです。現時点で手術加療の必要はありません。20代であれば側弯進行の可能性はありません。壮年期には変性側弯進行の可能性はあります。体幹筋力トレーニングを励行なさって下さい。
軽度の側弯はあるかもしれませんが手術が必要というほどの状況ではないと思います。
全脊椎のレントゲンを撮ることで側弯の程度はわかりますが、おそらく経過観察となるかと思います。
軽度の側弯はありそうですが、重度ではないと考えます。
心配でしたら、一度整形外科の受診をお勧めします。
実際に診察をしたりレントゲンを見てみないと判断は難しいでしょうが、軽度の側弯症はあるかと思われます。
側弯症の場合、重度であれば何らかの処置は必要になりますが、軽度であればそのまま様子を見ていくことになります。
まずは整形外科で相談されてみることをおすすめします。