3歳児、溶連菌感染治療後、顔に発疹
溶連菌感染で5日間入院、抗生剤点滴治療を行い、退院後はサワシリンを1週間服用しました。
退院後2日目あたりから、顔に赤い発疹が出ました。久しぶりに外出したのもあり最初は花粉か紫外線のアレルギーかと思いました。顔のみで体には出ておらず、痒くは無いそうです。
だんだん赤みが増して、いまは発疹が出てから5日目くらいです。肌がぶつぶつしてきたので、皮膚科にかかったところ、なんらかのウィルス感染後の発疹の可能性があるとのことでした。
赤みがひどい場合はアズノール、飲み薬はレボセチシリジンを処方されました。
ウィルス感染と言われましたが、溶連菌感染とは別のモノに感染したのでしょうか。
このまま経過を診ていれば、自然に治って行くのでしょうか。
今回のお話では、溶連菌感染での入院と治療後、顔にだけ発疹が出現したとのことですね。いくつか考えられることがあります。
ひとつは、薬剤性発疹(薬疹)です。ご指摘のサワシリン(アモキシシリン)は抗生剤の中でも比較的発疹が出やすい薬の一つで、服用後数日~1週間以内に遅れて出ることがあります。特にかゆみがなく、顔などに限局することもありますが、全身に広がるケースもあります。
また、皮膚科で言われた「ウイルス感染後の発疹」というのは、溶連菌とは別のウイルスが偶然重なっている可能性も含まれますし、抗生剤などで体の免疫バランスが変わることによって出やすくなることもあります。
現時点で
・発熱がない
・発疹が顔だけ
・かゆみが強くない
・機嫌や全身状態が良好
ということであれば、多くの場合自然に治っていくことが期待されます。処方されたアズノールや抗ヒスタミン薬もサポート的な治療として適切だと思います。
ただし、
・発疹が全身に急速に広がる
・水ぶくれや皮むけが出てくる
・発熱が再び出てくる
・顔や目が腫れる
・ぐったりする
といった症状があれば、すぐに再受診が必要です。
経過としては、おそらくこのまま少しずつ改善していく可能性が高いですが、何か変化があれば早めに医師にご相談ください。今の段階で特別な新しい治療は不要かと思われますので、安心して様子を見ていただければと思います。
溶連菌感染後の発疹について、いくつか可能性が考えられます。
1. 溶連菌感染症に伴う発疹:
溶連菌感染症では、猩紅熱(しょうこうねつ)と呼ばれる特徴的な発疹が出ることがあります。これは、細かい赤い点状の発疹が全身に広がり、ザラザラした感触があります。しかし、顔のみに出ることは比較的まれです。
また、溶連菌感染の回復期に、手足の指先の皮がむける落屑(らくせつ)が見られることがありますが、発疹とは異なります。溶連菌感染による発疹は、通常、抗菌薬治療によって改善しますが、異なる印象です
2. 薬疹(薬剤性発疹):
サワシリンなどの抗生物質による薬疹の可能性も考えられます。薬疹は、薬を服用し始めて数日~2週間程度で出現することが多く、かゆみを伴うことが多いですが、かゆみがない場合もあります。
顔のみに出ることもありますし、全身に広がることもあります。
今回はこちらが推定されます
早めに、受診してみたらいかがでしょうか
溶連菌は細菌であり、ウイルスではないので、「ウィルス感染後の発疹」は厳密には該当しないです。皮膚科医がどの程度までそれを区別して使われていたかは判りませんが・・・・多くのウィルス感染後の発疹であれば自然に治まると思いますが、治まらない場合は受診されるといいと思います。
ウィルス感染や溶連菌による発疹、薬による薬疹の可能性があると思います。
抗生剤は終了していますし、感染症も治療後であるため、徐々に収まってくると思いますよ。
溶連菌とは別の問題と思います
りんご病のようなウイルスかもしれません
日光に当たると悪化しますのでしばらく日除けをしながら自然に消えてくるのを待ってみましょう
湿疹かもしれませんね。
溶連菌による発疹とは異なると思います。
改善しなければ再度受診されると良いでしょう。
ご相談の症状は、溶連菌感染やその治療後に見られる「中毒疹」の可能性が高いです。これは感染や薬剤に対する体の免疫反応で起こる発疹で、特に顔などに赤みやぶつぶつが現れることがあります。抗生剤であるサワシリンの影響や、感染による免疫の反応としても起こり得ます。ウイルス感染の可能性も否定できませんが、多くの場合は新たな感染というより、治癒過程で現れる反応です。痒みがなく、全身に広がらず、元気がある場合は、処方された薬で様子を見て構いません。通常は1〜2週間ほどで自然に治まることが多いですが、悪化や発熱、ぐったりする様子があれば再受診してください。