抗癌剤治療中、生もの禁止の範囲はどこまで？果物や生野菜、乳製品もダメ？

記載内容だけでは化学療法のレジメンも現在の病態を医学的に推測することは困難ですが、仮に白血球減少のための感染予防のための食事制限であれば、どこまで厳格に行うかは、現在の易感染性のよります。
現在の病態を主治医に正確に評価して頂いた上で、食事指導箋を作って頂き、病院の管理栄養士による栄養指導を継続的に受けましょう。

抗癌剤治療後の感染リスクを避けるため、主治医から「生ものを控えるように」との指示があったとのこと、ご心配のことと思われます。

一般的に「生もの」には刺身や寿司などの生魚、加熱していない肉類、非加熱の卵などが含まれます。果物や生野菜については、衛生的に洗浄・皮むきがされていれば許可されることもありますが、治療内容や白血球数によっては控えるよう指示される場合もあります。乳製品については、加熱処理された市販のヨーグルトや牛乳は基本的に安全とされますが、ナチュラルチーズなど非加熱のものは避けるべきです。果物が食べやすいとのことですが、消毒や皮むきを徹底し、主治医にも再確認するのが無難かと思われます。

すべて加熱するということではなく、食中毒になるようなものだけです。